和菓子を知る
和菓子とは、日本の伝統的な菓子の総称です。年中行事や季節、人生の節目に由来するなど、日本人の生活文化に根づいた身近なものです。また、美しい姿かたち、優雅な菓銘(菓子の名前)の響き、味わいや香りなど五感で楽しむことから、「和菓子は五感の総合芸術」ともいわれます。
和菓子暦
とらやの季節の和菓子を日本の行事とともにご紹介します。
十二月(師走)の行事
冬至冬至は二十四節気のひとつで、一年の中で昼間の時間が一番短い日。この日を境に昼間の時間が日ごとに長くなります。冬至には、風邪除けの効果があるとされる柚子湯に入ったり、南瓜(かぼちゃ)を食べたりする風習が広く知られています。このほか、地域によっては厄祓いとして小豆粥や蒟蒻(こんにゃく)を食べる習慣も見られます。
十二月(師走)の和菓子
柚子羹柚子は万病を防ぐ効果があるといわれ、古くより冬至の日に柚子湯に入り無病息災を願う習慣があります。また柚子はその風味が好まれ、料理やお菓子にも広く利用されています。『柚子羹』は、柚子の果汁を用いた香り豊かな羊羹です。冬至にあわせて特別にご調製しました。適当な大きさに切ってお召しあがりください。お好みにより、皮ごとでもお召しあがりいただけます。
和菓子をめぐる小さなお話
虎屋文庫の読みもの
菓子資料室 虎屋文庫は和菓子文化の伝承と創造の一翼を担うことを目的として設立された、和菓子の資料室です。
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