四季折々の行事と和菓子は、遠い昔から結びついています。行事を彩る和菓子とともに、日本古来の行事をご紹介します。
十二月(師走)の行事
冬至は二十四節気のひとつで、一年の中で昼間の時間が一番短い日。この日を境に昼間の時間が日ごとに長くなります。冬至には、風邪除けの効果があるとされる柚子湯に入ったり、南瓜(かぼちゃ)を食べたりする風習が広く知られています。このほか、地域によっては厄祓いとして小豆粥や蒟蒻(こんにゃく)を食べる習慣も見られます。
十二月(師走)の和菓子
とらや伝統の羊羹の製法を生かして、白餡をベースにおつくりしました。柚子の果汁と蜜漬けした皮をたっぷりと使い、個性豊かな食感に仕上げました。