和菓子暦
三月(弥生)の行事
花見
世中(よのなか)にたえてさくらのなかりせば 春の心はのどけからまし 在原業平(『古今和歌集』)
この世に桜がなければ、春は心おだやかに過ごせるものをと詠んだ、桜への深い愛情が感じられる和歌です。桜前線の動きに一喜一憂する現代の私たちも共感するところがあるでしょう。桜を愛でる花見の風習は、平安時代の宮中で始まったともいわれ、やがて武家や庶民にも広まっていきました。
この世に桜がなければ、春は心おだやかに過ごせるものをと詠んだ、桜への深い愛情が感じられる和歌です。桜前線の動きに一喜一憂する現代の私たちも共感するところがあるでしょう。桜を愛でる花見の風習は、平安時代の宮中で始まったともいわれ、やがて武家や庶民にも広まっていきました。
三月(弥生)の和菓子
桜餅
桜餅の味と香りは、今も昔も変わらず人々に親しまれています。薄くのばして焼いた生地で御膳餡を包み、塩漬けした桜葉で巻きました。桜葉のほのかな香りもお楽しみください。
販売期間:店舗により異なります
手折桜
「春を謳歌(おうか)するように咲く桜の美しさは、自分だけで賞美(しょうび)するだけではなく、手で折って持ち帰りたい。」という気持ちは、桜を愛してやまない日本人の自然な感情であると思います。日本人の桜への想いが込められたお菓子です。
販売期間:2024年3月16日~3月31日